1981年01月01日

解説

家族の情景は、どんなに自然にみえても画家が画面の上で構成
したものであり、部分的なスケッチは重ねていたであろうが、
全員がこちらを向き、あるいはグループの一人か二人がこちらを
見るポーズも、現実にあったことではなく、他ならぬ画家自身
が絵の中でつくりだしたことなのである。
多木浩二『欲望の修辞学』


イギリスで流行した『家族の肖像』は、現代のファミリー・
ポートレイトの原型と言えます。
その分析を通して、線遠近法的な視覚の在り方、
ひいては単一視点的な知の在り方を考え直してみました。

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posted by カズキ at 19:15| 『家族の肖像』 表象論